血液オゾン療法(血液クレンジング)

血液オゾン療法について

血液オゾン療法は、血液クレンジングとも呼ばれており、ヨーロッパにはこの治療を専門に行う病院があるほど一般的で信頼されている療法です。 100cc の血液を採取し、オゾンガスを混合してオゾン化した血液を戻すという内容です。英国では現女王の母であるクイーンマムが定期的なオゾン療法を受けて健康に長生きされたことから注目を集め、安全な療法として広まっていきました。欧米では虚血性疾患(狭心症や心筋梗塞など)には保険診療で血液オゾン療法を受けられるケースもあります。また、B型C型の肝炎、HIV、老人性網膜変性疾患、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患や自己免疫疾患などにも幅広く用いられています。他に、免疫力を高める効果も認められているためがんの補完療法として、さらにアンチエイジング、動脈硬化疾患、関節や筋肉などの運動器疾患にも応用が拡大しています。 当院は、日本酸化療法医学会が認定している血液クレンジング実施施設であり、安心して受けていただけます。
リスク・副作用:ヘパリン(抗凝固薬)を少量用いるので、その影響としてアレルギー症状、出血、血小板減少(HIT)が現れることがあります。
注意点:G6PD欠損症、甲状腺機能亢進症、妊娠中の方には実施できません。

血液クレンジングの効果

体内のすみずみまで酸素が届きます

血液は身体中に酸素と栄養素を送り、二酸化炭素や老廃物を除去しています。血液クレンジング療法の後、赤血球は末梢で酸素を離しやすくなり、普段は酸素不足だった身体のすみずみまで酸素が行きわたります。また疲労物質である乳酸の蓄積を減らすため、疲労や痛みの解消、筋肉の老化を防ぎます。

血液流動性が改善します

血液循環を全体的に改善します。血流が悪化しやすい末梢への改善効果により、手足の先まで十分な血液が行きわたります。冷え性の方は手足の先や身体が温まる感覚があると言われています。脳や目にも酸素や栄養素が行きわたり老廃物が排出されるため、視界の明るさやすっきり爽快な感覚を覚える方もよくいらっしゃいます。

免疫力がアップします

オゾンは白血球の単球や顆粒球などに反応します。それによりインターフェロンなどのサイトカインの産生が促進され、免疫機能が活性化されます。免疫力上昇に加え、デトックス機能も活性化されるため、病気などのトラブルに対する予防効果が期待できます。

アンチエイジング効果が期待できます

細胞は活性酸素によって老化しますが、この療法では活性酸素を減少させる効果がとても高いです。そのため、細胞の若返りを促進し、細胞を活性化させます。各臓器や内分泌機能の代謝亢進、細胞内ATPの上昇、抗酸化力上昇なども期待でき、総合的なアンチエイジング作用を目指すことが可能です。

治療頻度

目的により、治療頻度は変わってきます。継続して受けることで、より高い効果を期待できます。

健康維持、アンチエイジング、疲労回復など

最初の2~3回は、1週間に1度の頻度で、それ以降は、1ヶ月に1~2度の頻度が適当だとされています。

免疫力向上(がんの術後やウイルス性疾患など)

週に2~3度の頻度が適当だとされています。

血液クレンジングにより効果が期待できる疾患

  • がん、悪性リンパ腫
  • 自己免疫疾患(関節リウマチ、多発性硬化症、クローン病、アトピー性皮膚炎、全身性エリテマトーデス)
  • 線維筋痛症
  • ウイルス性疾患(B,C型肝炎、HIV、パピローマウィルス、帯状疱疹)
  • 真菌感染症
  • 呼吸器疾患(肺気腫、COPD )
  • 眼科疾患(白内障、緑内障、加齢性黄斑変性症)
  • 動脈閉塞性疾患(心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症)
  • 糖尿病(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性壊疽)
  • 慢性腎不全
  • 慢性疲労症候群
  • 脳神経退行性疾患(アルツハイマー病、パーキンソン病、認知症)
  • 整形外科疾患(肩こり、腰痛、関節炎)

血液クレンジングの禁忌など

禁忌があり受けられない場合やおすすめできない場合があります。当院では医師がしっかり健康状態や禁忌となる疾患がないかを確認しています。

禁忌

甲状腺機能亢進症や、G6PD 欠損症 血小板減少症、消化管出血、生理中など

おすすめできないケース

妊娠されている方

費用について

1回 税込14,355円